文化庁より発注を受け、撮影当時の石室内壁画を原寸大の陶板で忠実に復元しました。陶板製作にあたっては、東京文化財研究所および奈良文化財研究所などで 撮影された高精度のデジタル写真約3万枚の画像を使用し、漆喰の濡れたような表情、刻線(下書きの際ついたとされる漆喰の凹み)や膨らみ等の細部に至るま で、試行錯誤を繰り返しながら、当社の陶板でしか成し得ない質感を再現しています。石室に壁画がある状況を見ることができるこの複製は、一般の人々にも広 く公開できる貴重な資料となり、今後の文化財保存・活用のひとつの在り方として認められています。
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■材質:せっ器質
■寸法等
天井:D2425×W1085、約20~27mm、約230kg
北壁:H1150×W1094、約20~25mm、約 70kg
東壁:H1150×D2394、約20~40mm、約165kg
西壁:H1150×D2394、約20~25mm、約165kg
南壁:H1136×W1074、約20~25mm、約 70kg
床面:D2390×W1040、約20mm、約140kg
※重量データは陶板用取り付け金具を含んだ数値です。
弊社のオリジナル製品および、多彩なアーティストの方々との共同制作品、キトラ古墳をはじめとする文化財複製再現製品などの製品を、テーマ別に紹介しています。