信楽工場では、今年も8月28日から9月8日までの10日間、龍谷大学と大阪産業大学から学生を2名受け入れました。学外実習は、各大学・大学院の学生たちが人間性豊かな技術者・研究者・社会人を育成することを目標としたさまざまな先進的な取り組みを企業と行っており、弊社においても、毎年受け入れを実施しています。
今年は、学生の所属学科等を考慮した研修スケジュールに沿って、熟練職人の指導の下、実務経験を積む研修を行いました。
製版業務では、陶板名画が出来上がるまでの工程や役割の説明から、IT技術を使う工程を実際に行ってもらいました。慣れない機械作業は鍛錬を要しますが、製品の仕上がりを左右する重要な工程の一つであることを認識した経験となりました。
一方、成形業務ではひねり成形や鋳込み成形等の工程を組んだ実習に取り組んでもらいました。「元々鋳込み成形を体験したかったので、とても勉強になった」と、熱く語ってくれた研修生は、教育現場では体験できない、工具器具を使っての実習に満足頂きました。
今回、実習生2名が体験した研修内容が、今後、より学習意欲を高め、どのような職業に就きたいか、又、自分の進むべき道は何か、将来の進路を考えるきっかけになり、更なる成長と活躍が楽しみです。