大塚オーミ陶業は、徳島県藍住町が進める「史跡勝瑞城館跡保存整備事業」において、発掘調査で発見された池泉庭園(ちせんていえん)※の模型を陶板で製作しました。令和8年(2026年)3月に完成し、現在一般公開されています。
※池などを含む庭園
阿波の歴史を伝える国指定史跡「勝瑞城館跡」
徳島県藍住町に所在する国指定史跡「勝瑞城館跡(しょうずいじょうかんあと)」は、阿波守護細川氏の守護館であり、戦国時代に阿波国を支配した三好氏の居城跡と考えられている重要な史跡です。同町では、史跡の保存と活用を目指し、文部科学省の助成を受けて、平成6年度(1994年度)から発掘調査を開始しました。
全国最大級の「池泉庭園」を発掘
史跡整備に伴い、工場跡地の公有化を進めながら調査を実施する中、平成16年度・17年度(2004~2005年度)の発掘調査によって、池泉庭園の遺構が発見されました。
発掘調査によって確認された池泉庭園としては全国最大級とされ、池は東西約40メートル、南北約30メートルの規模を持ち、中島を有しています。
参考) 国指定史跡『勝瑞城館跡』 くにしていしせき『しょうずいじょうかんあと』
「見えるかたち」で残すために ― 陶板による再現
発掘された池泉庭園は、保存のために埋め戻す必要があり、そのままの姿で公開することはできません。そこで藍住町は、庭園の発掘された状態を後世に伝え、訪れる人々に体感してもらう方法として、模型を製作し、公開したいと考えました。この再現方法として選ばれたのが、耐候性・耐久性に優れ、多様な表現が可能な当社の陶板技術です。屋外展示に適し、長期間にわたり色彩や質感を保つことができる点が評価され、陶板による製作が採用されました。
製作にあたっては、藍住町の担当者や関係者と綿密な検討を重ね、発掘調査の成果を踏まえながら、庭園の構成や池の形状、景石の配置などを丁寧に再現しました。
当社の陶板は、文化財の保存や地域の歴史発信に活用されており、今回の池泉庭園の模型も、地域の貴重な歴史資産を「見えるかたち」で未来へ継承する取り組みの一つです。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
■勝瑞城館跡
〒771-1273 徳島県板野郡藍住町勝瑞東勝地














