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ユニバーサルな鑑賞機会の創出「神技の複製アート展」閉幕

2025/12/19

12月14日、大野城心のふるさと館(福岡県)で10月21日から48日間開催していた「神技の複製アート展~さわれる名画~」が閉幕しました。
(展覧会の詳細について、詳しくはこちら▶
https://www.ohmi.co.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1759368574

この展覧会は、当社が製作した陶板名画や文化財の高精細レプリカを展示し、本来は触れることのできない名画や文化財に触れて楽しむ、ユニバーサルな鑑賞方法を体験するものです。子どもから大人まで、また視覚などに障害のある方も、普段とは異なる方法で絵画や文化財を鑑賞する展覧会として話題となり、7,209名の方が来館。同館の過去3年間の企画展平均を上回り、歴代5位の記録となりました。

  • 「モナ・リザ」は本展のために特別に製作しました。 
  • 3階では陶板名画を中心とした絵画作品を約20点展示。 
  • 2階では、文化財の複製を中心とした作品を約15点展示。 
  • 文化財に触れたり持ち上げて重さを実感するコーナーが人気でした。 

会期中は、次の3つのイベントを開催しました。
 
1. 視覚障害者向けギャラリートーク(非公開イベント)
作品の説明を聞きながら、モナ・リザやヒマワリ、火焔型土器などの作品に直接触れる鑑賞を楽しんでいただきました。「絵の具の色によって触感が違う」と、じっくり触って質感の差異に気づかれたり、「このカーブがとても良い!」と言って形状の美しさを堪能されたり、このギャラリートークで共に触れて鑑賞することで、普段は知ることができない作品の魅力の発見に繋がりました。
 
2. トークショー「文化財の複製技術」
日本経済大学現地とオンラインでの開催。当社代表取締役社長 大杉をはじめ、独立行政法人国立文化財機構、九州国立博物館元館長の三輪嘉六氏、大野城心のふるさと館館長の赤司善彦氏と共に、当社がこれまで行ってきた文化財の複製事業の秘話や、文化財の保存と活用、陶板の可能性について意見を交わしました。
 
3. ワークショップ「模写してみよう」
小学生から高齢者まで20名が参加。展覧会を鑑賞後、各自好きな作品を選びじっくり眺めたり触れたりしながら模写をしました。
来年から美術系の大学に進学するという学生の参加者からは「なかなか美術館で模写などする機会がないので来てよかった。楽しかった。」という声や、高齢者の方からも「なかなか大塚国際美術館は遠くて足を運べないので、近くで展示をしてくれて嬉しい。もっと描きたかった。」などの声をいただきました。

  • 視覚障害者向けギャラリートークの様子。「本物だと出来ない体験が出来て嬉しい」との声をいただきました。 
  • 質感の違いを触察する参加者。 
  • トークショー会場の様子。141人の方が現地参加し、熱心に耳を傾けていました。 
  • パネルディスカッションの様子。 
  • 模写イベントの様子。子どもから大人まで、3時間目一杯模写を楽しみました。 
  • 色鉛筆で模写をする参加者。 

今回の展覧会を通じて、実際に大塚国際美術館を訪れてくださったり、イベント外でも視覚障害当事者の方に来館いただいたり、別の館でも同じような企画展をしたいとのお声もいただくなど、多方面での波及効果がありました。世代や障害の有無を超え、様々な人々にユニバーサルに文化・芸術を楽しむ一つの手段として、焼きものによる複製の可能性を感じる展覧会になりました。

今後も当社は、高精細な複製品の利点を活かし、文化・芸術への理解促進と活用に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。

  • 陶板(toban)
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