2024年10月13日、同志社英学校(後の同志社大学)を設立した新島襄氏の「ラットランド・アピール」から150年を記念し、グレイス教会と同志社の協同で150周年記念礼拝が行われ、弊社が製作した陶板がお披露目されました。
「ラットランド・アピール」とは、1874年10月9日、アメリカ合衆国ヴァーモント州ラットランドのグレイス教会で開かれたアメリカン・ボード(会衆派の海外伝道団体)の年次大会で、約10年の留学を終えた新島襄氏が宣教師として帰国する直前、日本にキリスト教主義学校(牧師養成校)を設立するという志を熱く語り、約5,000ドルの寄付の約束を得た出来事で、同志社の礎となりました。
グレイス教会で執り行われた記念礼拝には、同志社から教職員、卒業生など合わせて27名が参加し、「同志社大学設立の旨意(抜粋)」の朗読、八田英二同志社総長・理事長のメッセージに続いて、小原克博同志社大学長から「グレイス教会での演説想像図」の陶板の贈呈がされました。「ラットランド・アピール」から150年を記念し、同志社からグレイス教会に末永く残るものを贈呈したいとの想いで、同学が所蔵する伊谷賢蔵氏による作品「ラットランドの米国組合教会年次総会、その席上『同志社創立を訴える』演説の直後の光景」を耐久性に優れた陶板で再現することを決定いただき、実現しました。
この記念の陶板により、アメリカの方々に日本の私立学校の同志社がここで萌芽したことを知っていただき、これからもずっと色褪せることなく続く、グレイス教会と同志社の関係を象徴するものとなれば幸いです。
■同志社創立150周年記念事業のHP
https://150th.doshisha.ed.jp/
■グレイス教会(アメリカ)における同志社創立150周年記念礼拝
https://150th.doshisha.ed.jp/150th-info/detail/310