6月11日、滋賀県甲賀市立雲井小学校の6年生24名へ、弊社で製作した国宝・火焔型土器の高精細レプリカを使った授業を行いました。これは、「世界にひとつの宝物づくり実行委員会」(※)が行う教育プログラム「世界にひとつの令和土器をつくろう!」の事前授業で、2022年から毎年協力しています。
授業は、陶芸家の宮本ルリ子氏による縄文土器の解説から始まり、弊社社長の大杉が、大塚オーミ陶業の紹介や3Dデータを活用した高精細レプリカの製作工程などを説明。縄文人の暮らしや、土器がどのように作られたのか、子どもたちと一緒に考えました。
説明を受けた子どもたちは、特徴的な模様を手でなぞったり、オリジナルとほぼ同じ重さのレプリカを持ち上げ、予想外の触感や重さに驚いた様子で「土器の模様はなぜ入っているのですか?」など質問が次々と飛び出し、積極的に学ぶ姿勢がうかがえました。校長先生からは「地元企業のものづくりを実際に見て、体験することは本当に大切だと実感した」とのお言葉をいただきました。
今回使用したやきものによる高精細レプリカは、色や形だけでなく重さまで実物と同じように作られていることから、子どもたちの想像力を引き出す教材になると考えています。今後もレプリカを活用し、子どもたちの教育につながる活動を続けてまいります。
※滋賀県立陶芸の森内で活動する「世界にひとつの宝物づくり実行委員会」は、土という素材を用いて、モノづくりの喜びや感動や本物の芸術を体感できる教育プログラム「つちっこプログラム」を子どもたちに提供しており、弊社も本事業に協賛しています。