弊社は、2025年日本国際博覧会(以下、「万博」という)の象徴である「万博ロゴマーク」をモチーフとした陶製のパブリックアートを制作し、万博開催地の大阪市此花区正蓮寺川公園に設置。3月30日に除幕式が行われ、住民らにお披露目されました。
このパブリックアートは、万博のテーマである「いのちの輝き」(well being)を未来に承継し、万博の機運醸成、認知度向上を図る目的で、此花区が企画し(有)シマダデザインへ発注、当社は制作・設置を請け負いました。また、正蓮寺川公園アートプロジェクト「konohana permanentale 100+」の作品の一環として位置付けられており、屋外での常設展示でも高い耐久性・耐候性を備え、質感が上質なやきものが採用されました。
ロゴマークのデザインを手掛けたシマダタモツ氏の監修を受けながら、グラフィック表現されたロゴマークを高さ約2m、幅約1.8mの立体作品として制作しました。ロゴマークのアイデンティティである赤色を釉薬で忠実に再現しています。
やきもののあたたかみを感じさせるこのパブリックアートが、大阪・関西万博の開催に向けた機運を盛り上げる一助となることを願っています。
詳しくはニュースリリースをご確認ください。
<監修者・シマダ タモツ氏からのコメント>
イメージをカタチにする過程を共有し、
みごとに解決してくれた技術と誠意に感謝します。
「大阪・関西万博の公式ロゴマークを立体アートにして正蓮寺川公園に設置したい」
このご相談を大阪市此花区さんからいただいたとき、とても光栄なお話であると同時に、どのように実現していくかが大きな課題でもありました。もともと平面のデザインであるロゴマークを360°からの視線に応えられるアートとしてどのようなフォルムにすべきか。これはもちろんですが、そのサイズや素材をどのように決定し、製作から施工までどのように対処すれば良いかも難問だったのです。そうしたとき幸運にも出会えたのが大塚オーミ陶業株式会社さんでした。あたたかみのある手触りや深みのある表情など、陶器ならではの魅力は“生命”をテーマにした公式ロゴマークにとって最適な表現手法だとひと目で直感。そのうえで複雑化した立体形状を再現する造形技術や、オリジナルに忠実な発色を実現する釉薬技術、さらには大型のアート作品を自立させるための構造設計など独自の技術や豊富な経験をもつ企業であることを知り、きっと心強いパートナーになってもらえると確信したのです。この予感は違うことなく、担当していただいたスタッフの方々は製作過程で生じる多くの課題を真摯に受けとめ、つねに最適の解決策を提示してくださいました。いま、われわれのイマジネーションが、これほどまでに理想的な形で実現できたのは、まさに大塚オーミ陶業株式会社さんのご尽力のおかげだと心から感謝しています。
■大阪・関西万博ロゴマークパブリックアート
大きさ:高さ約2m×幅1.8m×奥行き0.8m
重さ:約700㎏
3Dデータ提供:(有)シマダデザイン
制作・施工:大塚オーミ陶業株式会社
■正蓮寺川公園アートプロジェクト konohana permanentale 100+
〒554-0002大阪市此花区伝法2丁目付近
阪神なんば線「千鳥橋駅」より徒歩5分
https://www.city.osaka.lg.jp/konohana/page/0000578827.html