9月24日から12月4日まで、中国・清華大学芸術博物館にて開催されている「日中交流二千年アジアをつなぐ美と精神」に、弊社が製作した復元品が展示されています。
この企画展は、日本と中国の国交正常化から今年で50年となるのを記念し、奈良県と中国・北京にある清華大学が共同で開催するもので、日中の貴重な文化財およそ170点を通してこれまでの交流の歴史を辿る展覧会です。
本展では、弊社が3D技術などを活用し1972年の発見当時の色や形状を復元した「国宝・高松塚古墳壁画」のうち西壁女子群像(部分)を中心に、奈良県の貴重な文化財の復元品が展示されています。監修の先生方や各専門分野の皆様に助言を頂きながら事実に基づく資料を参考に製作した復元品は、過去の状態を今に伝え、貴重な文化財について考えるきっかけとなることが期待されます。
脆弱で持ち出すことが困難な文化財、また壁画のように移動させることが不可能な文化財を陶板に置き換えることで、日本国内のみならず海外の多くの方へご覧いただく機会を創出し、さらにやきものの活用意義や可能性も広がると考えています。復元品を通し、日中のこれまでの文化交流を知り、これからの両国の未来について考えるきっかけとなれば幸いです。
展示されている復元品:
・国宝・高松塚古墳壁画西壁女子群像(部分)他7面
・法隆寺金堂壁画第1号壁(焼損前) 1点
・二光寺廃寺出土大型多尊塼仏 1点
・川原寺裏山遺跡出土方形三尊塼仏 1点 計11点
【日中交流二千年アジアをつなぐ美と精神】
会期:2022年9月24日(土)~12月4日(日)
場所:中国:清華大学芸術博物館 12-13展示室
清華大学芸術博物館 展覧会HP
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