6月3日、滋賀県甲賀市立雲井小学校の6年生に、国宝・火焔型土器の高精細レプリカを活用した授業を行いました。滋賀県立陶芸の森内で活動する「世界にひとつの宝物づくり実行委員会」との共同による「縄文時代を考える」授業です。
授業は、陶芸家の宮本ルリ子氏による縄文土器の解説から始まりました。弊社代表取締役・社長 大杉は、大塚オーミ陶業の紹介やレプリカの製作工程などを説明。3Dデータを活用して製作した火焔型土器の高精細レプリカを見せながら、縄文人の暮らしや、土器がどのように作られたのか、を子どもたちと一緒に想像しました。子どもたちはレプリカに興味津々で、近くで細かな模様を確認したり、オリジナルとほぼ同じ重さのレプリカを持ち上げ、予想外の重さに驚いたりする様子が印象的でした。
同実行委員会は陶芸の森と、土という素材を用いて、モノづくりの喜びや感動、本物の芸術を体感できる教育プログラム「つちっこプログラム」を子どもたちに提供しており、甲賀市内の陶芸家らも参加。市内信楽町に工場を持つ弊社も本事業に協賛していることから、今回の授業に参加しました。
やきものによる高精細レプリカは、色や形だけでなく重さまで実物と同じように作られていることから、リアルな教材として子どもたちの興味を引くものと考えています。今後もレプリカを活用し、子どもたちの教育につながるような活動を続けてまいります。
※現在、6月24日から9月4日まで、滋賀県立陶芸の森にて開催されている企画展「土に託されたきらめき~子どもたち×アーティスト/セラミックス最先端展」にて、雲井小学校の6年生たちが実際に製作した「令和土器」が展示されています。
弊社の「国宝・火焔型土器」の高精細レプリカや「真珠の耳飾りの少女」、最新の3D技術を活用して復元した「国宝・高松塚古墳壁画西壁女子群像(部分)」などの陶板も出展しています。
詳しくはこちらのニュースをご確認ください。
▶陶芸の森の企画展に陶板出展 土に託されたきらめき~子どもたち×アーティスト/セラミックス最先端展|ニュース|大塚オーミ陶業株式会社 (ohmi.co.jp)