弊社は、国宝「源氏物語関屋澪標図屛風」のうち「澪標図」を原寸大(153.0×356.4㎝)の陶板で製作し、12月27日、住吉大社で除幕式が行われました。
1631年、俵屋宗達によって描かれた「澪標図」は、宗達の作品中、国宝に指定される3点のうちの1つとして知られています。作品の左端には、住吉大社の象徴とされる当時の反橋と鳥居が現在に伝わる姿で描かれています。
やきものの耐久性を活かした今回の複製により、初めて国宝作品を屋外で設置することが可能となりました。
反橋を臨める場所に設置することで、多くの人が貴重な文化財を身近に鑑賞できる環境を整備し、その魅力を広く伝えることが期待されます。
■ 陶板による「澪標図」の複製について
製作対象:国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屛風」のうち「澪標図」
所蔵先:静嘉堂文庫美術館
原画サイズ:153.0×356.4㎝
陶板サイズ:153.0×356.4㎝
製作:大塚オーミ陶業株式会社