12月8日、愛媛県伊方町見机の須賀公園で太平洋戦争開戦80年の慰霊祭と除幕式が行われ、真珠湾攻撃に特殊潜航艇で出撃した10名の石碑がお披露目されました。
この石碑には、攻撃の1カ月前に撮影した10名の集合写真と解説文を焼き付けた陶板がはめ込まれています。
攻撃の際、戦死した9名は「九軍神」として称えられた一方で、潜航艇の故障により、敵軍の捕虜となり生き延びた1名(酒巻和男さん)は、その存在を日本軍に隠されました。
1966年に建てられた慰霊碑にも、名前が刻まれることはありませんでした。
太平洋戦争開戦80年を機に、有志や遺族の方が、新たに酒巻さんを含めた10名の石碑建立を計画。共に過ごした仲間と酒巻さんが一緒に生きた証と歴史の事実を未来へ伝えたいとの思いから、弊社の陶板を採用した碑となりました。
公園にお越しの際は、是非ご覧ください。
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