3月27日に全面開園した、大阪府高槻市にある安満遺跡公園に、陶板を含む製品4点が設置されました。
この公園は、京都大学高槻農場跡地一帯を、貴重な歴史資産である「史跡 安満遺跡」の保存・活用とともに、地域の防災力向上に役立てるために整備されたものです。
安満遺跡は、約2500年前の弥生時代の環濠集落跡を含む、弥生時代の「クニ」の移り変わりを明らかにすることができる大変重要な大規模遺跡で、中心部が平成5年に国の史跡に指定されました(平成23年に追加指定)。
発掘調査で見つかった約2000年前の木棺墓(もっかんぼ)を、発見された場所の真上で公開したいとの思いから、再現性の高い陶板での原寸大写真展示となりました。
一般公開することが難しい埋蔵文化財を、耐久性の高い陶板で再現し展示することで、当時の様子を体感し、さらに深く歴史を学ぶことができます。
また、出土品を2~3倍の大きさに拡大した弥生土器のモニュメントを、高槻市文化財課の監修・指導の下、弊社で製作。
刷毛目と呼ばれる土器表面のスジを再現するために、独自の道具を使うなど製作工具にもこだわり、出土品を思わせるテクスチュアとの評価をいただくことができました。
公園は21.8ha(甲子園球場5 個分)の広さがあります。
是非、陶板MAP を手に、散策をお楽しみください。
→安満遺跡公園 陶板MAP(PDF)
■安満遺跡公園 HP
■高槻市 HP (インターネット歴史館 安満遺跡)