11月3日から、山元町歴史民俗資料館にて、合戦原遺跡の線刻壁画が一般公開されています。
合戦原遺跡は宮城県山元町にて発掘された、約1400年前(飛鳥時代~奈良時代)の遺跡で、東日本大震災の復興事業に関する防災集団移転促進事業・災害公営住宅建設事業(宮城病院地区)に伴う発掘調査で発見されました。
この遺跡で発見された線刻壁画は、砂地で非常にもろく、現地での保存は難しいと判断され、京都へ移設されての修復作業が行われました。約2年間にわたる京都での修復・加工処理を経て、現在の資料館での公開に至っています。
弊社では、この壁画の欠損部を陶板により復元し、復元した陶板は、実物の線刻壁画とともに展示されています。また、展示室前に設置された「壁画に触ってみよう!」というコーナーでは、復元した陶板の一部が展示・活用され、壁画表面の凹凸や質感に触れて、体感することができます。
お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。
■ 展示場所
山元町歴史民俗資料館
開館時間 午前9時~午後4時30分
休 館 日 毎週月曜日(祝日の場合は、その翌日)
年末年始(12月28日から翌年1月4日)
※上記によらず、休館とする場合があります。
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