4月19日、スウェーデン ストックホルムにある市民病院、「Capio St. Görans Hospital 」の救急病棟の竣工に伴い、赤羽美和さんがデザインされた陶板がお披露目されました。
スウェーデンでは、公共建築の新築・改築に関して全体予算の最低1%をアートに充てることが法律で定められており、Capio St. Görans Hospital では赤羽さんが病院関係者によるワークショップを含めた提案をされ、見事コンペで採用されました。
「JAM」と名付けられたこのデザインは、ワークショップで丸と三角と四角という基本的な形を用いて作り上げられたドローイングを、最終的に赤羽さんがパターン化されたものです。
赤羽さんは知人を介して弊社を知り、信楽工場にも来場し制作打合せや検品に参加していただきました。出来上がった陶板は病院の廊下や階段の壁面に設置されています。
■赤羽美和
サーフェイスパターン/グラフィックデザイン・イラストレーション
1977年生。武蔵野美大卒。サントリー宣伝制作部を経て、広告制作会社サン・アド。
テキスタイルデザインの持つ永続的なストーリー性に魅せられ、10年余携わった広告制作の現場を一旦離れ、北欧スウェーデンへ渡る。2012年夏、KONSTFACK/スウェーデン国立芸術大学大学院修了を機に帰国。
デザイナー、イラストレーターとして活動をすると共に「パターン模様から始まるスパイラルコミュニケーション」をコンセプトに作品制作を行う。