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大塚オーミ陶業の歴史は挑戦の歴史です。「一握りの砂」から生まれたタイルの開発にはじまり、品質追求の末に世界で初めて歪みのない大型陶板の量産に成功。さらなる市場開拓を求めて、新進気鋭の芸術家、ロバート・ラウシェンバーグとの共同プロジェクトを企画。アート素材としての道を切り拓き、以後数々のアーティストとのコラボレーションを成功させています。近年は、高い表現力生かして文化財や絵画などの複製を手掛け、さらに活躍の場を広げています。大塚オーミ陶業は、自由な発想と挑戦する力を持ち合わせたクリエイティヴ集団として、お客様の想像を超える新たな価値創造に取り組み続けます。
大塚オーミ陶業の最初の事業は建材タイルの製造でした。大塚化学の技術部長らが工場のあった鳴門の白砂でのタイルづくりを提案。あまりの熱意に押され、タイル事業がスタート。もともと安価で大量販売されていた砂を高品質なタイルに加工し、新たな価値を生み出そうとしたのです。
「一握りの砂」の詳細はこちらタイルの製造技術は日々磨かれ、徐々にそのサイズを大きくしました。ついにはメートル単位の陶板の量産に世界で初めて成功しましたが、オイルショックが起こり事業化を断念しかけました。しかし、大塚オーミ陶業にしかできない大型陶板へ付加価値をと、挑戦したのが、アートの世界でした。1950年代からコンバインという手法で精力的に活動していたロバート・ラウシェンバーグとの共同プロジェクトを企画。平面だけでなく、立体造形の技術も駆使し、アートの世界で無限の可能性を見出し、芸術作品の素材としての新たな価値を確立しました。
高い耐久性、豊かな造形性、独自開発した多様な色彩をもって、さらなる可能性を見出したのが「文化財の複製」です。各専門家の監修を受け、何度もディスカッションを重ねながら原物と見間違うほど精巧に再現します。近年は3D技術も活用し、立体的な像や火焔型土器の複製も手掛けています。陶板(toban)は3000年の時を超えてその姿を変えることはありません。陶板(toban)による複製は文化財をカタチとして後世に伝える大きな役割があるのです。
弊社のオリジナル製品および、多彩なアーティストの方々との共同制作品、キトラ古墳をはじめとする文化財複製再現製品などの製品を、テーマ別に紹介しています。